RADIO再録!2018/06/30

ラジオ

 

FM甲府の番組 IMADOKI☆JAM 内「ワインのコーナー」にゲスト出演しています!

放送を聴けなかった人のために、お話しした内容をまとめて載せていきま〜す♪

番組パーソナリティは写真右側の女性、岸則子さん。明るく聡明なステキ女子です♡ <2018/06/30放送分>

テーマ:甲州ワインの醸造方法

今日は!なんと!!岸さんにお中元を持ってきましたよ!

ジャーン!!先月ご紹介した、岡島百貨店創業175周年記念の限定ワイン「ノムリエールラベル」です!

ーわあぁ〜!イセダさんの漫画「今夜もノムリエール」のキャラクターのイラストがついたワインなんですよね?ー

前回、お中元売り場で赤白セットで販売、とお伝えしたんですが「赤だけ欲しい、白だけ欲しい、またもっと気軽に買いたい」というお客様の声にお応えして、地階のワイン売り場「マジョリカーヴ」で単品でお買い上げいただけることになりました。

ー赤白それぞれ税込2511円、限定300セットが完売次第終了だそうですので、お早めにお買い求めくださいね♡ー

ーさて、いきなりの梅雨明けにはビックリでしたが、いよいよ冷た〜く冷やした白ワインが美味しい季節となりました!なかでも甲州ワインはほのかな柑橘系の香りといい、さっぱりとしたドライな味わいといい、今の季節にぴったりですよねー

はい、夏の間みなさんたくさんの甲州ワインを飲むと思いますが、その時ちょっと知っておくとより飲むのが楽しくなる、そんな豆知識を今日はお話しします!!

まず白ワインの作り方をざっくり説明すると、

  1. 果汁を絞って
  2. 酵母を加えて発酵させてアルコールにして
  3. 余分なカスを取り除いて
  4. ビンに詰めたら出来上がり

…なんですが、途中でいろんな工夫をすることで同じ白ワイン・甲州ワインでも味や香りが違ってくるんですよ。

お店でワインを見た時、一つのメーカーさんなのに、同じ甲州で作ったワインが何種類もあって驚かれたことはありませんか?

ーあります!それで迷っちゃって、選ぶとき困るんですよねー

違いのひとつは、原料の甲州ブドウが採れた「畑」によるものです。

同じ品種でも植えられている土地、土壌の成分の違いや、日照条件(東向きか、南向きか、1日にどのくらい日が当たるのか)、降雨量など様々な条件の違いでブドウの味も違います。

ブドウの味が違うので当然ワインの味も違います。この、畑違いのワインを飲み比べるのもワインの楽しみ方のひとつです。

ーなるほど!ー

そして作り方。醸造方法ですが、タンクのみ使うか樽に入れるか。これで大きく分かれます。

タンクはステンレスやホーローで出来ているので、ワインの味や香りに影響しません。だから素直なワインになります。ブドウ本来の果実の味や香りをストレートに感じられるタイプです。

樽を使うタイプも最初は同じくタンクで作って発酵(発酵というのは酵母が果汁の糖分を食べてアルコールに変える働きですが)が終わったところで樽に移します。甲州の場合は1〜2週間から1か月くらいでしょうか。樽の風味がついたらまたタンクに戻したり、そのまま瓶に詰めてさらに熟成させます。

樽に入れると樽が持っている木の香り、ナッツやバターの風味などがついて、味わいも少し複雑になってきます。酸味だけでなくほのかな甘み、いわゆるコクですね。

また樽の風味とワインがよく馴染むように、半年くらい熟成させてから出荷されるので、より深みを感じるワインになります。

ーお料理もややしっかりした味のものが合いそうですね!ー

そうですね^^

次に「シュールリー」という作り方があります。

ーシュールリーって、よく耳にします!でもどんなものかは知らなくて…ー

シュールリーとはフランス語で「澱(おり)の上」という意味なんですが、本来タンクの中で発酵が終わったワインは余分なカス、これを澱というんですがを取り除いてビンに詰められます。

シュールリー製法の場合は発酵が終わっても、そのままタンクの中で澱と一緒に5ヶ月以上放置します。

澱は重いので自然にタンクの底に沈むから、上の澄んだ部分だけをビンに詰めます。

こうすると澱の中の旨み成分、アミノ酸やペプチドがワインに溶け込んで、深みやコクを持たせることができます。樽を使ったものとはまた違う味わいです。

ーへぇ〜!そういうことだったんですね。面白〜い!!ー

 最後に「フリーランジュース」「フリーラン果汁」使用、というものがあります。

ー確かにワインの後ろのラベルで「フリーラン」と書いてあるのを目にすることがありますね。なんのことだろう?と思ってたんですー

これはブドウから軸の部分を取り除いたり、皮を割く作業をする中で、自然に流れ出た果汁のことを言います。

この果汁を抜いた後、圧縮、つまりブドウを押しつぶして果汁をさらに絞るんですが、圧力をかけるとどうしても多少の苦味が出てしまうので、フリーラン果汁の方がよりフレッシュで果実味豊かな優しいワインになります。

人間もストレスフリーな人の方が丸いですよね、それと一緒です。

ーなるほど、その例え、よくわかります(笑)ー

もちろん甲州ワインのほろ苦さが好き、という方もいますから、そこはそれぞれお好みで、ですね。

他にも

  • 柑橘系の香りをさらに強く感じるようにしたもの
  • 甲州ブドウの綺麗なピンクの皮の色をワインに現わしたもの
  • わざと発酵途中でビンに詰めたもの

など、今はいろんな作り方をした甲州ワインが販売されています。

 甲州ワインを飲むとき、ちょこっとこんなことを思い出しながら飲み比べてみると、またいろんな発見があって楽しいですよ♡♡

ーいろんなタイプを飲み比べてみる、それ、とっても面白そうですね!!マミコさん、ありがとうございました!ー

イセダマミコ

30年以上住んだ東京から、ワインが好きすぎて山梨に移住して今年で6年目!漫画家です。甲府の飲食店を紹介したマンガ「甲府でもノムリエール2」がネット配信中です...

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